いろいろなピアノ教室-個人のピアノ教室

個人の音楽教室は、日本のピアノ業界を支えてきました。

ある意味、これがスタンダードといっても過言でないような教室です。よくあるパターンとして、

音大を卒業する

演奏家として働きつつ、大手の総合音楽教室に就職

給与が安すぎてやめて自分の自宅で音楽教室を開業。

現実的な話、音楽大学を卒業して音楽だけで食べていけているピアノの人は日本に何百人いるかという正解だと思います。%でいえばおそらく1%に満たず、1000人いたら999人の人は指導業務に携わっています。

そして多くの人が大手のピアノ教室に就職して、その給与の安さに多くの場合びっくりして(時給900円位もざら)自分で改行してしまうパターンです。

生徒さえ来れば、もちろん個人の教室のほうが儲かるので先生もできれば個人の教室でやりたいというのが本音です。しかし特に東京や大阪などの都会ではピアノの音が問題になり、マンションで行われているピアノ教室のほぼ全てが【違法営業】です。

マンションの管理規約などを無視して行っている教室がほとんどなので、【いつなくなるかわからない】という大変不安定なのが個人のピアノ教室です。先生からすると、生徒から直接月謝をもらえるのでうれしいのですが、生徒からすると

◎比較的安いことが多い
×

  1. 先生がうまいのか下手なのかわからない
  2. 先生が多くの場合時間にルーズ
  3. 先生が結婚したり妊娠したり引っ越ししたらアウト
  4. 不満があっても言いづらい
  5. 発表会がなかったり、不当に高かったりする
  6. このようなデメリットがあります。もし個人の音楽教室を選ばれる時は、

    1.先生の出身大学 (東京藝術大学、桐朋学園大学、東京音大あたりだと安心)
    2.キャンセルポリシー
    3.発表会はあるのか、どこであるのか(安く抑えるために遠隔地で行われたりしないか)
    4.ちゃんと営業許可を取っているのか

    このあたりをきちんとチェックすることが大切です。私の友人で5年間音楽教室をマンションの中で無許可で行っていたのですが、管理会社が立ち入って、生徒さんも一緒に事情聴取されて追い出されたという実話もあります。その後、ほかのレンタルピアノ教室でレッスンを介したのですがそこでもレッスンはダメと言われ廃業し生徒さんも路頭に迷ったという経緯があります。

    生徒としてピアノを習いに行っているのにこんな目にあってはたまりませんね。もし個人のピアノ教室しかない場合は、上記のポイントを抑えながら探されるといいと思います。もしあなたのおうちの近くに本格派のピアノ教室があれば、そちらを強くお勧めします。

    →本格派のピアノ教室とは

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